【マツコの知らない世界】食欲の世界まとめ。食べ過ぎをおさえる食べ方やリバウンドの秘密（6月4日）

2024年6月11日のTBS系『マツコの知らない世界』～人体のミステリーSP～ で放送された、「食欲の世界」をまとめたのでご紹介します。

夏の体型気になる人必見！今日のマツコの知らない世界は、食欲の世界です。

行動研究する脳神経科学者・筑波大学の櫻井 武教授が、リバウンドしてしまう理由や誰でも簡単に食欲を抑えるなどマツコさんも驚愕の最新事情を教えてくれました♪

マツコの知らない食欲の世界

食欲と脳のメカニズム

人は自分の意思で食べていると思っていますが、実は食欲をコントロールしているのは「脳」なのです。

脳が体内のエネルギー不足を感知し、それに見合った食欲を起こします。
　
全身のエネルギーが不足しているかを脳が常にチェックして、不足していれば食欲を出し、足りていれば食欲を抑えます。

リバウンドする衝撃の理由

調査によるとダイエットをして痩せたのに、リバウンドをしてしまったという人が約78%もいるそうです。

これはできるだけ体重を一定に保つように脳が食欲や代謝をコントロールするためです。

体からすれば「今の体重から減る」ということが緊急シグナルであり、体重が減ることでより食欲が出てきてしまうのだそう。

つまり、急激に体重を落とすようなダイエットはリバウンドしてしまう可能性が高くなります。

ダイエットの目安は1ヶ月に2キロ以内で、ゆるやかに体重を落とすことがおすすめ。

ダイエットで筋肉が落ちると基礎代謝が下がり、よりリバウンドしやすくなります。
　
ダイエットは筋トレしながらしたほうが効果的です。

体重が増えることには体は寛容

常に飢えと戦ってきた人類において、体重の増加に関しては脳は寛容です。

ここ100年ほどで飢餓状態を克服した人類にとって、「生きるための食欲」に加え「快楽のための食欲」が出現しました

飲んだ後のラーメンやスイーツ！？別腹の秘密

快楽のための食欲の影響で、現代ではカロリーオーバーになりがちです。

抑えられない食欲の裏にはドーパミンによる快楽があります。

人が快楽を求めて行動を取っているときには、脳内ではドーパミンが放出され、気持ち良いという快感が得られます。それが忘れられず同じ行動を取るようになってしまい、食べ過ぎてしまうのだそう。

急激な食環境の進化に、人間の進化がついていけない

　
現代は食べ物がすぐに手に入る時代になり、必要なエネルギー以上を摂取してしまいます。
人間の食環境は大きく変化したのに、脳の構造はほとんど変わっていないので、そのギャップで肥満につながってしまいます。

ながら食いは太る原因に

10～20代の91％はYoutubeなどを見ながらの「ながら食い」をしているそうです。
「味覚」以外に「視覚」「嗅覚」、さらには食道・胃腸からも脳は食事の満足感を感じています。
映像を見ながらの食事だと食べることに集中できず、どんなに食べても満足感を感じづらくなるそうです。
　
脳内の満腹中枢が満足感を感じづらくなった結果、カロリーで満たそうとするので食べすぎてしまいます。