【トリセツショー】枕のトリセツまとめ。痛み・不眠改善SP!(6月6日)

【トリセツショー】枕のトリセツまとめ。痛み・不眠改善SP!(6月6日)

2024年6月6日のNHK『あしたが変わるトリセツショー』で放送された、「マクラの取扱説明書」をまとめたのでご紹介します。

寝起きに肩や首が痛いのは枕のせい?!今日のトリセツショーは、枕に注目します。

高さやかたさ、自分に合って気持ちよく眠れる枕の作りかたや、ぐっすり眠れる枕の最新研究も教えてくれました♪

※画像出典元:あしたが変わるトリセツショー

トリセツ流まくらの取り扱い説明書

トリセツショー枕

自分にぴったりの枕で首の痛み・肩こり・頭痛を改善

枕の一番の役割は、「頭と首を安定させる」ことにあります。

成人男性で約5kgある頭を、日中支え続けているのが首です。枕は寝ている間、その首にかかる負担を減らしてくれます。

ところが合わない枕を使うことで逆に首に負担をかけて、痛みを引き起こしている場合があるのです。

枕選びの落とし穴!「好み」より適切な「高さ」が重要

さわり心地や素材など、なんとなく自分の好みで選びがちな枕。

ですが眠りに落ちた後に首に負担をかけないという点でみると最も重要なことは高さです。

実際、「高すぎる枕」を使っていた方のMRIを見ると、椎間板が飛び出して、神経を圧迫していることが分かります。

この状態を、トリセツでは「枕ヘルニア」と名付けました。

また「低すぎる枕」もじん帯がゆるんで神経を圧迫する可能性があります。

枕は高すぎても、低すぎても良くないことがわかります。

自分に合っていない高さの枕を使うことで、神経に余計なストレスがかかり頭痛や首の痛み、肩こりなどにつながると考えられています。

※首のヘルニアの原因は老化など枕以外の場合もあります。

自分にぴったりな枕の作り方

<準備するもの>

玄関マット1枚:厚みが1cm程度の毛足の短い、硬いもの(大きさは60cm×90cm程度)

タオルケット

※玄関マットは頭と首を安定させるために「高さを変えられる」「高さを維持できる硬さがある」という利点があります。玄関マットがなければ、硬めの座布団やタオルケットを重ねてもOK。

<測る場所>

・いつも寝るところ

マットレスの硬さなどの違いで、体の沈み方が変わるためいつも寝ている場所で測りましょう。

測り方

手順
  1. 玄関マットを三つ折りにする。
  2. 畳んだタオルケットを重ねる。
    タオルケットは蛇腹折りにして、いちばん上の面を一枚一枚めくれるようにすると、高さを調節しやすくなります。
  3. 高さを基準の状態にする。
    手で押さえた時の枕の高さを、男性は7.5cm、女性は6.0㎝の状態にします。ここからさらにご自身の体格に合わせて微調整していきます。
  4. 上向きで微調整する。
    肩に枕が当たるところまで、しっかり枕に頭を乗せます。確認ポイントは呼吸が苦しくないか・枕の角が当たらないか・頭の後ろが硬くないか
  5. 横向きで微調整する。
    手を胸の前でクロスさせ、横に向きます。そのとき、下側の肩が少し前に出る形にして、肩を真下に敷き込まないようにしましょう。確認ポイントは肩の圧迫感がないか・おでこ、鼻、あごを結んだ線(図の赤線)が床(図の青線)と平行か
  6. 寝返りで微調整する。
    ひざを立てて、左右に転がって確認します。確認ポイントは寝返りしやすいか・肩と腰が同時に寝返りをうてるか

安眠のための枕選びのコツ

眠れない夜に、なぜか気になってしまう枕。枕のせいで眠れない・・・ と思ってしまう方もいらっしゃるはず。

実は睡眠の質には、多くの要素が関係していて、どんな枕がよく眠れるのか判断するのは難しいのが現状です。

ポイントは枕にこだわりすぎないこと!「枕を気にしすぎること」で逆に眠れなくなる悪循環も。

この場合、眠れない原因が枕以外にあるため、枕を変えても睡眠の質は改善しません。

睡眠の質向上のためには、枕だけにこだわりすぎず、ほかの原因にも目を向けてみてください。

それでも気持ちよく眠りたい人は、冷やし枕や抱き枕を使うのもおすすめ。

枕で頭を冷やすことでリラックスしたり、抱き枕で呼吸がしやすくなるなどの効果が期待できます。

監修:広島国際大学教授/日本睡眠環境学会学会長 田中秀樹さん



まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。


あしたが変わるトリセツショー(2024/6/6)
放送局:NHK
木曜よる 19:30時~
出演者:石原さとみ、濱田マリ、陣内智則、朝日奈央 他