【トリセツショー】腰痛改善エクササイズ7選モーターコントロールエクササイズのやり方。腰痛のトリセツまとめ(7月20日)

【トリセツショー】腰痛改善エクササイズ7選モーターコントロールエクササイズのやり方。腰痛のトリセツまとめ(7月20日)

2023年7月20日の『あしたが変わるトリセツショー』で放送された、世界が注目の腰痛改善メソッド「モーターコントロールエクササイズ」の内容をまとめたのでご紹介します。

世界中の研究者が注目のエクササイズ!今日のトリセツショーは「腰痛」に注目します。

3か月以上痛みが続く慢性腰痛や、年に何度もぎっくり腰を繰り返すなど、あなたの腰の悩みを解決してくれるかもしれないエクササイズが登場!

体だけではなく、脳にも働きかけて“腰痛になりにくい体”を手に入れる最新情報は必見です。

※画像出典元:あしたが変わるトリセツショー

腰痛のトリセツ


トリセツショーモーターコントロール
完成画像はイメージです。

腰痛の原因は腰だけにあらず!?

長引いたり、繰り返す腰痛の原因は腰だけではない可能性があります。

胸・腰・股関節を動かす筋肉たちが連携しバランス良く動けば、腰への負担が分散し、腰痛にはなりにくいと考えられています。

しかし現代人は長時間のデスクワークや運動不足により、胸や股間節を動かすための筋肉が硬くなったり、弱まったりするなどして、うまくコントロールできなくなることがあるのです。

胸と股関節が動かない分、腰に負担が集中してしまうのです。

腰に負担のかかる動きのクセの原因は脳!?

腰よりも先に胸などが動くことが何度も重なると、筋肉や椎間板、神経を痛めて腰痛になってしまうことがあります。

カギは、筋肉を動かす信号を出す司令塔の役割を果たす「」。

脳から、筋肉を正しく動かす信号が出せず、「腰に負担のかかる動きのクセ」がついている可能性があるのです。

世界が注目する腰痛改善メソッド「モーターコントロールエクササイズ」とは

運動療法のひとつであるモーターコントロールエクササイズ(モタコンエクササイズ)は、体だけでなく脳にも働きかけることが特徴です。

モーターコントロール エクササイズでは、腰は動かさず、胸と股間節をしっかりと動かすように指導されます。

こうした動きを繰り返すことで、脳が腰にちゃんと準備をするように指令が出せるようになり、胸・腰・股関節が連携して動く「腰に負担のかからない動き」を手に入れることができるのです。

さまざまな腰痛の中でも、

・3か月以上症状が続く慢性腰痛に悩んでいる方

・年に何度もぎっくり腰を繰り返している方

に対して有効だとされています。

モーターコントロールエクササイズを試したいと思ったら、

・ステップ1:理学療法士がリハビリを行う整形外科を探す

・ステップ2:自分の腰痛の原因が何なのかを相談

・ステップ3:自分に合った方法を専門家の指導のもとで実践

腰痛に有効な運動療法には、筋力トレーニングやストレッチ、有酸素運動などもあります。自分に合った方法が何なのかを知りましょう。

モーターコントロールエクササイスが合っていると医師や理学療法士が判断したら、正しいやり方を指導してくれるはずです。

※間違ったやり方だと逆に腰を痛める可能性があります。自己流で行うのはやめてください。


慢性腰痛の治療法 認知行動療法について

慢性腰痛の原因にはストレスなどによる心因性のものがあり、そうした心因性の慢性腰痛には、「認知行動療法」と呼ばれる治療法も推奨されています。

心因性の腰痛の原因は、脳の痛みを感じる部位の不具合が原因だと考えられています。

認知行動療法では、日記をつけるなどして腰の痛みの少ない動作やタイミングを見つけます。

そうして、痛みを気にせずにできることを増やしていき、自信をつけることによって、脳の痛みを和らげる部位の活性化を目指す治療です。

・痛みの専門外来

・公認心理師や臨床心理士のいる医療機関

で治療を受けることが可能です。

専門家監修!自宅でできるモーターコントロールエクササイズ7選

1日1セット 5回を目安に実施!左右ある場合は5回ずつ実施します。
 
週3日以上続けると、4週間ほどで腰痛改善が期待できます。
 
※1度にすべてのエクササイズをやらなくてもOK!朝4つ、夜3つや、1つずつ分けてもOKです。
 
治療中の方は医師に相談してください。エクササイズ中に体の痛みを感じたら、すぐに中止して医師に相談してください。

レッグリフト

手順
  1. 膝を曲げ両足はこぶし分開けてあお向けに寝る。両方の手のひらは腰の裏側に差し込む。
  2. 息を吸いながら、股関節を軸に、太ももは床と垂直、すねは平行になるようにゆっくりと足を上げる。息を吐きながらゆっくりと下ろす。
  3. 左右交互に5回×1セット行います。
    腰の裏側においた手にかかる力が変化しないように注意します。股関節を動かすときに、腰が一緒に曲がったり反ってしまっている可能性があります。

ヒップローテーション

手順
  1. 膝を曲げ両足はこぶし分開けてあお向けに寝る。両方の手のひらは腰の裏側に差し込む。
  2. 息を吐きながら、手にかかる力が変わらない範囲で足を外側に開く。息を吸いながらもとに戻す。
    動かしていない方の膝の位置が変わらないように注意します。
  3. 左右交互に5回×1セット行います。

サイドラインレッグキックプレパレーション

手順
  1. 背中を壁につけ、膝を曲げて横向きに寝る。お腹にギュッと力を入れて、手のひら1枚分 床と脇腹の間に隙間を作る。下の腕は枕のようにして背骨の延長線上に頭がくるように支え、片脚全体をこぶし一つ分浮かせる。
  2. 息を吸いながら、太ももが壁と垂直になるまで動かす。息を吐きながら、もとの位置まで戻す。
    動かす方は常に地面と平行な位置をキープ!足を動かす時は腰を曲げたり反らさないように注意します。
  3. 左右それぞれ5回×1セット行います。

スタンディングレッグキック

手順
  1. 壁のカドやドアなどに頭、胸、お尻、片脚のかかとを付ける。壁側の手は腰の裏側に入れる。
  2. 息を吸いながら、股関節を軸に脚を前へ出す。息を吐きながら、今度は後ろに動かす。
  3. 左右それぞれ5回×1セット行います。
    腰の裏側に入れた手で、腰が動いていないかチェックしながら行ないます。

スパンツイスト

手順
  1. いすやベッドなどに浅く座り、背筋がピンと伸ばし両手を地面と並行にする。
  2. おヘソは正面に向けたまま胸を回す(目線は手の先を見るように動かします)同様に反対側へ回す。
    両膝の位置がずれないように回します。ペットボトルやタオルを挟んでチェックしてみてください。
  3. 左右交互に5回×1セット行います。

マーメイド

手順
  1. いすやベッドなどに浅く座り、背筋をピンと伸ばす。
  2. 息を吸いながら、片方の腕を真っ直ぐ上に伸ばす。息を吐きながら、指先で大きな弧を描いて腕を横に倒す。しっかり息を吸ってから、吐きながら戻す。
    倒す方の脇腹が潰れないように脇腹の間隔を確かめながら行います。体全体が左右に傾かないように、お尻にかかる力が偏っていないかバランスを確かめながら行います。
  3. 左右交互に5回×1セット行います。

スワン

手順
  1. うつ伏せに寝た状態で、手のひらを床につけヒジを天井に向ける。
  2. 息を吐きながら手で軽く床を押し、胸を前へ押し出すように持ち上げる。ろっ骨の下の部分は床から離れない程度で反らす。1度息を吸ってから、吐きながら元に戻す。
    首は反らさないように行います。目線は胸を反らす動きに合わせて、手前から遠くへ移動します。
  3. 5回×1セット行います。


まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。


あしたが変わるトリセツショー(2023/7/20)
放送局:NHK
木曜よる 19:30時~
出演者:石原さとみ、濱田マリ、秋山竜次,黒沢かずこ 他