2025年12月4日のテレビ朝日系『林修の今知りたいでしょ!』で放送された、名医が選ぶ!「最強の鍋の具材ランキング」をまとめたのでご紹介します。
今、猛威をふるうインフルエンザに寒さで一気にリスクが高まる血管トラブル、そして乾燥で深刻化する肌の不調。
そんな冬の3大リスクに医師たちが、肌のため、血管のため、インフルエンザ対策に鍋に入れていた具材とは!?
諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生、いけがき皮膚科院長の生垣英之先生が解説してくれました。
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肌の専門医が鍋に入れている具材BEST3
冬の肌は、夏に比べて水分が30%失われて乾燥している状態です…
冬の乾燥は、見えないところで肌の老化を一気に進めてしまいます。この肌の乾燥を放置してると細菌感染症や慢性皮膚炎などの皮膚の病気に発展する可能性もあります
そんな冬の肌トラブルから皮膚を守る鍋の具材は、
第1位:抗酸化力が強い鮭!
食べる美容液とも呼ばれる食材が第1位!

抗酸化力をさらに上げるにはトマトと組み合わせるのがおすすめ。トマトのリコピンも抗酸化作用が強く脂溶性なので、鮭の脂質といっしょに取ることによってより吸収率がアップします。
第2位:豆腐で肌の再生力UP!
冬の鍋の名脇役が第2位!

肌を内側から保湿するレシチンという成分もあり、乾燥を防ぐ効果もあります。
特に鍋で豆腐を食べると体が温まり、血行がよくなります。それにより肌の再生機能が促進されます。
京都の豆腐屋さんがおすすめするのは、とろろ昆布と一緒に食べる湯豆腐。昆布にはグルタミン酸という天然の旨味成分が含まれており、さらに大豆たんぱくと組み合わせることで消化吸収を助ける働きも。
医師オススメ!豆腐と相性抜群なのがキムチ鍋です。
肌と腸は密接に関係していて、腸が整わないと肌もキレイになりません。豆腐のタンパク質・イソフラボンで肌の再生を助け、発酵食品であるキムチの乳酸菌で腸内環境を整えることで、内側から肌を強化できます
第3位:手羽元で肌の保湿力UP!
冬の乾燥肌に必要なコラーゲンがたっぷり含まれている手羽元が第3位!

手羽元を鍋に入れることで、骨や軟骨からミネラル・アミノ酸・コラーゲンがスープに溶け出し、普通の鶏肉よりも栄養を効率よく摂取できます♪
空腹時は栄養を吸収しやすく、温かいスープは胃腸を温め消化・吸収をサポートしてくれるので、最初にスープを飲むのがおすすめ
ポン酢に含まれるビタミンCが体内のアミノ酸からコラーゲンをつくる働きをサポートするので、鶏鍋をポン酢で食べるとコラーゲンの摂取効率がUPします
冬の乾燥から肌を守る!コラーゲントマト豆乳鍋
| 鮭 | 鶏手羽元 | 生姜 | トマト缶 | 豆乳 | お好みの具材 |
- 鶏手羽元はフライパンできつね色になるまで焼き、うまみと香ばしさをアップさせる。
- 鮭も煮込む前にやくことで生臭さが消え、煮崩れも防止できる。
- 鍋に鶏手羽元とスライスした生姜を入れ、水を注いで20分煮込む。
- 20分経ったらトマト缶を加え、お好みの具材(豆腐や野菜)を入れる。
- 豆乳を入れ、ふつふつとしたら鮭を加えて完成です
インフルエンザ対策になる鍋の具材BEST3
第1位:カキで免疫力UP!
鍋なら吸収力UP!免疫力に役立つ栄養素をダントツに含む海の幸が第1位です

日本人は亜鉛の摂取量が不足気味と言われています。カキを3個食べると、国が定める亜鉛の推奨摂取量をクリアできると言われています。
にんじんに含まれるベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、亜鉛の吸収をよくします。豚肉や春菊もビタミンAが豊富なので、カキとの相性抜群です。
また、牡蠣鍋をポン酢で食べると、柑橘のクエン酸が亜鉛の吸収率をアップさせます。生牡蠣やカキフライにレモンをかけるのも、同様におすすめです
第2位:舞茸で免疫力UP!
免疫力UPに欠かせない、冬に不足しがちな栄養素が手軽に取れるきのこが第2位!

鍋に入れるものの組み合わせる食材によって吸収率がアップしますが、そのひとつが豆乳です。豆乳に含まれるマグネシウムがビタミンDを活性化してくれます。
また、鶏肉に含まれる脂といっしょに摂ることで脂溶性であるビタミンDの吸収率がアップします。
冬は日照時間が短くなり体内でビタミンDが作られにくくなるので、冬こそビタミンD豊富なまいたけを食べることが良いとされています
さらに舞茸には、免疫細胞を活性化するβグルカンも豊富です。インフルエンザの予防に最適な食材です
シメは雑炊にして、水溶性のβグルカンを残さず摂取しましょう♪
第3位:殺菌力が強い長ネギ!
ウイルスを撃退する成分を持つ香味野菜の王様が第3位!

殺菌作用と血行促進による体温上昇が期待でき、免疫力が高まり風邪やインフルエンザ予防に役立ちます。鍋に入れることで甘みが際立ち、スープに溶け出した栄養成分も無駄なく摂取できるので、鍋ととても相性が良い食材です。
ねぎの緑の部分はβカロテンが豊富で免疫力UPに期待がもて、白い部分にはありシンが豊富なので、白い部分も緑の部分も全部具材にすることがオススメ♪
血管トラブル対策になる鍋の具材BEST3
第1位:鮭で血管のサビを落とす!
石狩鍋でも代表される具材の鮭が血管によい食材1位!

鮭と味噌を組み合わせると、鮭のアスタキサンチン×味噌のイソフラボンでより抗酸化作用を作り、体に対して悪い反応が起きにくくなるのだそう。
さらにバターやごま油など、油をプラスすることでアスタキサンチンの吸収率をアップさせることができます♪
第2位:サバで血管をしなやかに!
血流改善が期待できる旬のサバが第2位!

味付けは味噌味がベスト!
味噌に含まれる茶色い色の成分メラノイジンは抗酸化作用のあるポリフェノールがあり、サバの脂の酸化も防いでくれるので、良い状態でEPA、DHAを摂取することができます。
第3位:ほうれん草で動脈硬化を回避
鍋でこそ本領発揮!緑の王者ことほうれん草が第3位です

ですが血管に良い成分の多くは水溶性で、水に溶けやすいのが難点。鍋料理にすることで、スープごと飲めるので栄養成分をもれなく摂取できるのです。
おすすめの組み合わせは鶏肉!動物性タンパク質といっしょに摂ることで、血液を作るのに欠かせない鉄分の吸収率がアップします♪
他にもトマトと一緒に摂ることで、ほうれん草の吸収率が2~3倍にアップするそうです。
血管に最強!ごま味噌団子鍋
| ごま | みそ | ほうれん草 |
| 鮭 | 長ネギ | しょうが |
| サバ | みそ |
| しめじ | 舞茸 | えのき |
- 鮭のつみれをつくる。鮭は包丁で粗く刻んでから、ペースト状になるまでたたく。長ネギ・しょうがのみじん切りを加えて混ぜる。
- サバのつみれをつくる。サバは皮ごと刻み、粗めにたたく。味噌・砂糖を加えて混ぜる。
- 土鍋にだしを温め、(1)・(2)をそれぞれスプーンで団子状に丸めて落とす。
- きのこなどお好みの具材を加え、ごまと混ぜた味噌で味付けする。
- ほうれん草は最後に加え、さっと煮たら完成です
↓↓↓前回大好評!春の最強朝メシBEST15↓↓↓
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
林修の今知りたいでしょ!(2025/12/4)
放送局:テレビ朝日系列
木曜よる8時~放送開始
出演者:林修、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)、バカリズム 伊沢拓司、磯山さやか、キムラ緑子、塚地武雅、伊集院光 他


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