2022年5月17日のテレビ朝日系『林修のレッスン!今でしょ』で放送された、「ごぼうの食べ方」の内容をまとめたのでご紹介します。
今日のレッスンは5月が旬の3大野菜SP!今が旬の“ごぼう”、“にんじん”、“アスパラ”に着目し、生産農家の最高に美味しくて栄養MAXな食べ方を調査します。
ごぼうは切っちゃダメ?!腸活に最適な栄養素など、知って得する情報が続々登場します。
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ゴボウの賢い食べ方
暑くなるこれからの時期に気をつけたいのが、免疫力低下による体調不良や熱中症。
実は、その強い味方となるのが腸内環境改善パワーが豊富なゴボウです。
ごぼうは冬野菜と思われがちですが、新ごぼうは今が旬。この時期取れるごぼうは柔らかくて香りが良いので、とても美味しく食べられます。
そんなゴボウに含まれるのが、腸内環境を良くする「食物繊維」と「クロロゲン酸」です。
ごぼうの皮をむいてはいけない!
ごぼうの皮部分のクロロゲン産は、中心部分の約2.5倍含まれています。
クロロゲンさんとはポリフェノールの一種で、イギリスのレディング大学の研究グループによると、クロロゲンさんが腸内の善玉菌(ビフィズス菌)を増やすそうです。
腸内の善玉菌が増えると、熱中症の原因となる悪玉菌を減らすこともできます。
ゴボウの皮にはこのクロロゲンが豊富に含まれていて、中心部分の約2.5倍含まれています。
ごぼうは生で切ってはダメ!
ごぼうを生のままで切ると、クロロゲン産が逃げてしまう可能性があります。
ゴボウを切ると内部からクロロゲン産を壊す酵素を出してしまうのでクロロゲン産が減少してしまいます。しかしこの酵素は熱に弱いので、加熱することで酵素を壊しクロロゲン産を摂取できるようになります。
ゴボウを切る前にレンチン(500Wで2分)すると、時短にもなってクロロゲン産の減少も防ぐことができます。
ごぼうのあく抜きは不要!
ごぼうを水につけてしまうと、クロロゲン酸がどんどん流れ出てしまいます。
生産者の方たちは皆さん、あく抜きをせずにそのまま使っているそうです。
ごぼうを選ぶときはひげ根を見よ!
ゴボウの食物繊維は多いですが、野菜の中で特に多いわけではありません。しかし、不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維のバランスがいいのが特徴です。
不溶性の食物繊維は水に溶けず、水溶性の食物繊維は水に溶けます。不溶性の食物繊維は、腸内の老廃物を吸収して便と一緒に体外に排出してくれ、水溶性の食物繊維は、キレイになった腸内の善玉菌のエサになります。
・よりまっすぐなもの
・太さが均一なもの
・ひげ根が少ないもの
ひげ根が少なく細いゴボウは、いい環境で育った証です。土壌の栄養が行き届いているので、ひげ根が少なくなります。栄養が少ないと、栄養を集めるために、枝別れしたり、ひげ根が増えます。
生産者さんおすすめのごぼう料理
■鶏ゴボウから揚げ
余分な油を排出する鶏ゴボウから揚げです。
作り方は鶏肉とゴボウを衣をつけて一緒に揚げるだけです。油が気になるからあげですが、ごぼうの食物繊維が吸着して排出してくれます。
■ごぼう牛丼
たまねぎの代わりに、柔らかい新ゴボウを使うだけの牛丼です。
たまねぎを使う場合と比較して、食物繊維が約3倍摂取できます。牛肉のビタミン、ミネラル、ゴボウのクロロゲン産のパワーで、免疫力UPが期待できます。
■さつま汁
鹿児島の郷土料理で、鶏肉を使った具沢山の味噌汁です。発酵食品の味噌とごぼうの食物繊維が腸内細菌のエサになるので、両方とることで腸には最強の一品になります。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
林修のレッスン今でしょ!で話題の「ごぼう」の健康効果や食べ方にについてご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
林修の今知りたいでしょ!(2022/5/17)
放送局:テレビ朝日系列
木曜よる8時~放送開始
出演者:林修、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)、バカリズム、八木亜希子、本髙克樹、狩野英孝、伊沢拓司、丹生明里、【講師】齋藤真理子 他
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