
2022年1月19日のNHK『ガッテン!』で放送された、「1日4回!体温測定であなたの睡眠力がわかっちゃうSP」の内容をまとめたのでご紹介します。
今日のためしてガッテン!は「体温変化と睡眠力の関係」に着目!1日4回体温を測定するだけで、よく眠れる「体温のリズム」が分かるのだとか・・・?!
平熱の仕組み
ご自分の平熱が何度かということを、ご存じですか?
測るたびに変わる体温、どれを平熱と言えばよいのかわからない…ということもあるのではないでしょうか。
実際に、ガッテンスタッフの池田さんが1日に4回測ったところ、36.3℃(朝)⇒36.6℃(昼)⇒37.4℃(夕)⇒36.2(夜)と毎回違う体温となり、高い時と低い時では1度以上の差が出てしまいました。
ですが、医師によると、1日のうちで1度前後の動きがあるのは当たり前のことなんだそうです。
そしてそのどれもが「平熱」と言えるのです。
大切なのは、自分の体温の幅を知り、それが変わっている場合には体調に変化がある可能性があるので、よく観察してみましょう。
逆に一日中体温の変化がない場合も要注意!体温を調整する自律神経の乱れが起きている可能性があるのだそう。
1日4回の体温測定で「睡眠の質」がわかる!?
1日に4回(起床後、昼、夕方、夜)と体温を測ると、自分の健康状態や睡眠の質がわかると言います。
人間の体には、体温にも昼と夜のメリハリがあります。
健康な人の体温は、日中は体が活動しやすくするために上がり、夜は体を休ませるために下がるようになっいるのです。
例えば夜にかけてどんどん体温が上がっていく場合は、脳がこれから頑張ろうとして体を準備しているため、ここで寝ようとしても体が起きる体勢になっており、寝つきが悪くなってしまっている可能性があります。
また、本来エネルギーを使って体温を上げて活動的でないといけない日中に体温が下がっているような場合は、効率も悪く、活動がしんどくなったりしてしまうのだそう。
影響を受けやすい食事や運動、入浴のあと1時間は避けるようにしましょう。
寝る前に体温を下げる方法
それでは、一度ずれてしまった体温リズムはもとに戻し、よい睡眠を取る方法とは?
広島国際大学の田中秀樹教授によると、体温コントロール術をすることで、正しい体温リズムに戻すことができます。
・朝起きたら太陽の光を浴びる
・太陽の光を浴びながら食事を取る
光は体温のリズムを左右するとっても重要な要素です。
光を浴びることで、脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる部分が反応します。
この視交叉上核は体温をコントロールする役割を持っています。
目から強い光が入ることで、体を活動モードにするべく、体温のリズムを調整してくれるのです。
朝に光を浴びると、日中に体温が上がるようにリズムを整え、寝る前に体温が下がるようになるのです。
また、朝に光を浴びる時に朝食を食べると、胃や腸を活発にし、体温をあげる手助けをしてくれます。
・日光は屋外または屋内(窓から1m以内)で起きて1時間以内に30分ほど浴びると最も効果的
なお30分は小間切れでも、作業をしながらでもOKです。
寝る前のスマホはNG!
体温のリズムが乱れた原因として考えられるのが、スマホなどで寝る前に強い光が入ったこと。
夜に強い光を浴びると、その時点から体温を上げ、活動できるように体が準備してしまうため、体温リズムがずれてしまうのです。
また、仮眠や居眠りを長く取り過ぎるすると、タイミングがずれて夜に眠れなくなってしまうことがあります。
仮眠を取るなら昼食後から午後3時の間に30分以内がベスト。夕方以降の居眠りは避けましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガッテン!(2022/1/19)
放送局:NHK
水曜 午後7時30分 (再放送)水曜午後3時08分
出演者:立川志の輔,小野文惠、ビビる大木、LiLiCo、山根千佳 他
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